もしものために、お葬式の作法や知識について全て解説します
湯灌・清式を終えた遺体は死装束と呼ばれる白木綿の着物あるいは浴衣を左前にして着せます。その上から経推子を左前に着せ、頭に三角巾、胸には六文銭を入れた頭陀袋をかけ手甲、脚、白足袋草履を付けます。
魔よけの守り刀を付け、数珠を持たせます。頭陀袋:三途の川の渡し賃と言われる六文銭を入れる袋で首からかける。
真宗の場合は遺体が冥土の旅には出ないと考えているから死装束を使用しない場合があります。
病院へのお礼はお世話になった医師や看護師にお礼しましょう。但し、金品は受け取りませんので当日はお礼だけにして、落ち着いたらお菓子でももっていけば喜ばれるでしょう。又、医療費等の精算もできれば、その日の内にキチンと済ませましょう。
病院では亡くなられた遺体は霊安室に安置してくれます。霊安室には葬儀社の係員が常駐している場合もありますので、遺体の搬送をおねがいすることも出きます。
いざとなって慌てないためにも事前に電話番号等を確認しておいた方が良いと思います。葬儀社への連絡は亡くなられたらすぐに行って下さい。ほとんどの葬儀社が24時間体制で応対してくれます。
病院によっては、契約の葬儀社が常駐している場合もありますので搬送だけをお願いすることもできますがその場合は、その旨をはっきり言わないとトラブルの原因となります。
死亡が確認されたら、医師は死亡診断書をすぐに書いてくれます。又、同居(別居)の親族は死亡届を本籍地の市区町村へ七日以内に届け出なければなりません。
本籍地以外で死亡した場合は死亡届けは2枚提出いたします。届出用紙は、死亡届と診断書でセットになっています。
亡くなったらなるべく早く(菩提寺)に連絡をし、僧侶に来て頂いて枕経(まくらぎょう)をあげてもらいます。
故人を清潔な布団に寝かせますが、その際、敷布団と掛け布団は上下逆さにします。また、遺体は北枕(きたまくら)と言って頭を北にして仏間か座敷等に寝かせます。
これは、お釈迦様が入滅した際に『頭北面西右脇伏』の姿に由来しています。間取りの関係で北向きに寝かすことが出来ない場合は西向きにしても構いません。
遺体を寝かせたら両手を合掌させて数珠を持たせます。そして顔は白い布をかけます。布団は薄い掛け布団を敷布は純白で清潔な者を用います。遺体の枕元には枕飾りをします。
枕飾りは小さな机に白布を掛け、三具足(みつぐそく)とお鈴、湯飲み、一膳飯、枕団子を用意します。一膳飯用のご飯を炊いて用意し個人が使用していたお茶碗にてんこ盛りにし、箸を一膳さします。
枕団子は行っていない地方もありますし、数量も違う場合もありますので、それぞれの地方の習慣に合わせて準備をして下さい。三具足は燭台と香炉と花瓶ですのでそれぞれローソク、線香、一本樒(しきみ)を用意します。
すぐには用意のできないものもありますので葬儀社に用意してもらう場合が一般的です。又、同時に屏風等も逆さにして使っているようです。そして掛け布団の上は魔除けの小刀、カミソリ等を乗せます。以上が済みましたら僧侶に枕経をあげて頂きます。
家の中に神棚が在れば、神棚の扉を閉め、半紙を神棚の正面に貼ります。49日まで行います。
第1章危篤から臨終まで(1) |
第1章危篤から臨終まで(2) |
第2章通夜・葬式の準備(1) |
第2章通夜・葬式の準備(2) |
第2章通夜・葬式の準備(3) |
第2章通夜・葬式の準備(4) |
第3章通夜 |
第4章葬儀告別式・おとき(1) |
第4章葬儀告別式・おとき(2) |
第5章先祖の供養(1) |
第5章先祖の供養(2) |
第6章お仏壇の知識 |
第7章お墓の知識 |
第8章諸手続いろいろ |
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