日本の主要な仏教の宗派について解説します
【天台宗の索引】 |
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【最澄(伝教大師)の生涯】 【天台宗の教え】 【天台宗の総本山】 【天台宗の本尊】 【天台宗の教典】 【天台宗の諸派】 【天台宗の行事】 【天台宗の寺院数】 【天台宗の信者数】 【天台宗の名刹】 |
【最澄(伝教大師)の生涯】 |
宗祖伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)は西暦766年近江の国(滋賀県)で生まれました。12歳の時出家し14歳の時に最澄となりました。20歳の時東大寺戒壇院にて具足戒を受け僧侶となった。785年に比叡山に入り、桓武天皇の保護を受けながら天台大師らがもたらした『法華経』について研究し円、密、禅、戒の四宗を統一し、798年『法華十講』の法会を行いました。 西暦804年38歳の時に中国(唐)に渡った最澄は天台山修禅寺などで修行し7,5年多くの教典等を携え帰国し、同時に真言密教の教えも持ち帰ってきた。帰国後比叡山を拠点にして円、密、禅,戒の4宗を併せた天台宗を成立させた。また、桓武天皇の保護の下で神護寺にて真言密教も盛んにした。 西暦809年には弘法大師が比叡山にのぼり伝教大師と会談した。 西暦814年から818年にかけては全国を行化(ぎょうげ)し、西暦822年6月4日56歳の生涯を終えた。伝教大師の教えは平安時代から鎌倉時代にかけ法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、道元(曹洞宗)、栄西(臨済宗)、日蓮(日蓮宗)達に大きな影響を与えた。 |
【天台宗の教え】 |
天台宗の教えの基本は『法華経』が根底になっており、釈尊の教えを『五時八教』といに分けて分類整理した。 『五時』とは釈尊の説法を華厳(けごん)、鹿苑(ろくおん)、方等(ほうどう)、般若(はんにゃ)、法華涅槃(ほっけねはん)の五期に分類したものである。 『八教』とは釈尊の教えを形式の面から分類した「化儀の四教(けぎのしきょう)」と、内容面から分類した「化法の四教(けほうのしきょう)」の事である。そして、釈迦が出現したのは『法華経の教え』を説くためだと解釈し、法華経を中心とした天台宗が成立した。最澄が41歳の時であった。 当時は密教がもてはやされ、空海(弘法大師)から教典を借り、密教を学び自らも空海から灌頂を受けたが(47歳)、その後空海とは疎遠になった。平安時代初期は受戒が許されるのは東大寺を初めとする南都仏教による小乗戒のみであった。天台宗にも大乗戒壇院を建立するのが最澄の生涯の悲願であったが、大乗戒壇院建立の太政官符の発布を聞くことなく6月4日入滅した。西暦822年57歳であった。そして、初七日の翌日大乗戒壇院が認められた。 |
【本山】 |
比叡山延暦寺【天台宗の名刹】 最澄が比叡山で修業に入ったのが西暦785年(延暦4年)788年に草庵を建てた。 西暦723年延暦寺と改号された。 ホームページ http://www.hieizan.or.jp/enryakuji/ |
【本尊】 |
釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ) 阿弥陀仏(あみだぶつ) 薬師如来(やくしにょらい) 大日如来(だいにちにょらい) 観世音菩薩(かんぜおんぼさつ) 他 |
【主な教典】 |
法華経(ほけきょう) 仁王般若経(にんのうはんにゃきょう) 金光明教(こんこうみょうきょう) 金剛頂経(こんごうちょうきょう) 梵網菩薩戒教(ぼんもうぼさつかいきょう) 他 |
【天台宗の諸派】 |
天台寺門宗(てんだいじもんしゅう) 創 立:西暦993年 開 祖:智証大師円珍(えんちん) 総本山:園城寺(おんじょうじ)(三井寺=みいでら)【天台宗の名刹】 ホームページ http://www.shiga-miidera.or.jp/ 和宗(わしゅう) 宗 祖:(聖徳太子)が西暦587年に設立 総本山:四天王寺【天台宗の名刹】 本 尊:如意輪観音(にょいりんかんのん) 聖観音宗(しょうかんのんしゅう) 創 立:西暦857年 宗 祖:慈覚大師円仁 総本山:浅草寺【天台宗の名刹】西暦628年に始まる 本 尊:聖観世音菩薩 金峯山修験本宗(きんぶせんしゅげんほんしゅう) 開 祖:役小角(えんのおづめ) 総本山:吉野金峯山寺【天台宗の名刹?】 本 尊:金剛蔵王権現(本地釈迦牟尼仏)(こんごうざおうごんげん、ほんじしゃかむにぶつ) 鞍馬弘教(くらまこうきょう) 創 建:鑑禎上人(がんていしょうにん=鑑真の高弟) 総本山:鞍馬寺【天台宗の名刹】西暦770年建立 本 尊:千手観音菩薩、毘沙門天、護法魔王の「三身一体鞍馬山尊天」 本山修験宗(ほんざんしゅげんしゅう) 創 建:円珍 総本山:聖護院(しょうごいん)天台宗の名刹 |
【天台宗の行事】 |
修正会(しゅしょうえ) 12月31日~1月6日国土安泰、天下太平を祈願するため。 元三会(がんざんえ) 1月3日比叡山中興の祖慈恵大師良源の報恩感謝のために行う法要。 華法会(かほうえ) 1月4日慈覚大師円仁(えんにん)の報恩のための法要。 開宗記念法要 1月26日天台宗の開宗を記念する法要 節分会・星供 2月節分国家万民の招福除災を願う法要。星に息災延命などを祈る星供(星祭)。 涅槃会(ねはんえ) 2月15日釈尊入滅の日の2月15日に徳をしのんで行う法要。涅槃図を安置し職村の遺徳を偲ぶ 大師講(たいしこう) 2月22日日本仏教の祖である聖徳太子の命日に行う法要。 天皇講(てんのうこう) 3月17日桓武天皇の命日に行う法要。伝教大師の入唐に力を入れ天台宗の普及に力を注いだ。 彼岸会(ひがんえ) 春分の日と秋分の日のお中日を挟んで前後三日間行われる法会。お彼岸と呼ばれていてご先祖様を敬いお仏壇にお供えをしたり読経等をしてご先祖様の供養をする。 灌仏会(かんぶつえ)4月8日 俗に言う花祭りで、お釈迦様の誕生日を祝う法会。釈尊が誕生したとき、天から香水が注がれ体を洗ったいわれから、幼少の釈尊の像に甘茶を灌ぐ(そそぐ)事から灌仏会と呼ばれている。 盂蘭盆会(うらぼんえ)7月13日~17日 俗にお盆と呼ばれていてご先祖様の例を迎え、先祖の供養を行う。 施餓鬼会(せがきえ) 餓鬼に食物を施す功徳をして苦しみを減らして極楽浄土に行くことを願う法会。 宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)8月18日 伝教大師の降誕を祝って行う法要。 成道会(じょうどうえ)12月8日 釈尊が悟りを開いたことを祝う法要 |
【天台宗の寺院数】 |
約4300ヶ寺 |
【天台宗の信者数】 |
【天台宗の名刹】 |
比叡山:延暦寺(えんりゃくじ) 関 山:中尊寺(ちゅうそんじ) 星家山:無量寿寺 喜多院(きたいん) 妙法院(みょうほういん):三十三間堂 書写山:円教寺(しょしゃざん えんきょうじ) 日光山:輪王寺(にっこうざん りんのうじ) 清水山:普門院観世音寺(せいすいざん ふもんいん かんざおんじ) 金峯山寺(きんぶせんじ) 定額山:別当大勧進 善光寺(じょうがくべっとうだいかんじん ぜんこうじ) 長等山:園城寺(三井寺)(ながらさん おんじょうじ) 三千院(さんぜんいん) 戒光山兼法勝:西教寺(かいこうざんけんほうしょう さいきょうじ) 松尾山金剛寿命院:鞍馬寺(しょうびざんこんごうじゅみょういん くらまでら) 曼殊院(まんしゅいん)普門院 荒陵山敬田院:四天王寺(こうりょうざんけいでんいん してんのうじ) 東叡山円頓院:寛永寺(とうえいざんえんどんいん かんえいじ) 金龍山:浅草寺(きんりゅうざん せんそうじ) 聖護院(しょうごいん) |
曹洞宗 | 浄土真宗 |
浄土宗 | 真言宗 |
天台宗 | 臨済宗 |
黄檗宗 | 日蓮宗 |
融通念仏宗 | 時宗 |
律宗 | 法相宗 |
華厳宗 |
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