宮崎県の葬式/葬儀の風習

宮崎県は年間を通じて温暖な気候である特徴があります。そのため、1日あたりの日照時間が長く、快晴日数も多いです。よく、プロ野球の春季キャンプ地として利用されることでも有名な土地です。このように、南国情緒がある宮崎県には、宮崎県独特の葬式/葬儀の風習があります。

・「不浄払い」をすること
宮崎県は、古事記や日本書紀で神様が初めて地上に降りた「天孫降臨の地」として、有名です。そのため、宮崎県は古くから、神の国として知られています。
神道では人の死＝穢れだと考えられています。しかし、この「穢れ」は、一般的に言われている「穢れ」とは意味が異なり、「日常的ではない、非日常の世界である」という意味で使われています。このことから、葬式/葬儀があると、自宅にある神棚は閉じて、半紙で神棚を覆う慣習があります。
不幸があると、神棚を閉じる慣習がある地域は多いですが、宮崎県の場合は、葬式/葬儀が終わった後に、葬儀で使った場所や、使用した食器、そして神棚を、清めるために布で拭います。これを「不浄払い」と言います。

・「御目覚まし」をすること
目覚ましとは、通夜振る舞いの代わりに饅頭や団子などのお菓子を用意して、参列者に持ち帰ってもらう風習のことをいいます。
東日本は、通夜の参列者に飲食物をふるまう「通夜振る舞い」のしきたりを行うことが多いです。しかし、西日本は、参列者は通夜振る舞いを受けずに帰り、親族のみで飲食を行うことがほとんどです。
ここで、宮崎県では、参列者に通夜振る舞いはできないが、参列のお礼と感謝の気持ちを込めて、饅頭や団子などをふるまう慣習ができたのだと言われています。

宮崎県の葬式/葬儀の香典と香典返し

宮崎県では、通夜と葬式/葬儀・告別式の両方に参列する方が多い特徴があります。そのため、両方参列する場合、香典は葬式/葬儀・告別式の受付時に渡すことが多いです。また、仕事などの都合で葬式/葬儀・告別式に参列できない場合は、通夜の際に香典を渡す形をとる人が多いです。

また、宮崎県は神道の葬式/葬儀を行う家庭が、他の地域と比較すると多い特徴があります。これは、1597年に浄土真宗（仏教の宗派の一つ）の信仰の念仏禁止令が発表され、これが300年近く続いたことによる名残で、今も浄土真宗より、神道を信仰している家庭が多く残っているのです。
そのため、神道の葬式/葬儀の場合、香典の表書きがことなります。神道の場合、香典の表書きは「御神前」「語玉串料」「御榊料」を書き渡さなければなりません。
また、参列マナーも違いがあるため、葬式/葬儀に参列する場合は、事前に確認することをおすすめします。

香典の相場は、全国平均相場とほとんど変わらないことが多いです。
・親族：10,000円〜50,000円
・仕事の関係者：3,000円〜10,000円（自分から見て、上司へ渡す場合は、5,000円以上が望ましい）
・友人：5,000円〜10,000円
・近隣：3,000円〜5,000円
上記が平均相場です。地域や関係の深さによって金額は異なるので、参列マナーと同じく、事前に確認することをおすすめします。

また、急な訃報であったり、仕事で抜けることができない場合は、通夜、葬式/葬儀ともに参列できないときもあります。そのときは、葬式/葬儀・告別式で弔電や供花を送り、後日香典を渡すこともできます。

宮崎県の葬式/葬儀の流れ

宮崎県の葬式/葬儀の流れは、全国の一般的な流れと、ほとんど変わりがありません。

・ご臨終→病院へお迎えにきてもらい、遺体の搬送・安置施設あるいは自宅に安置・枕飾り・白装束を着せる→通夜や葬式/葬儀・告別式の打ち合わせ→通夜→葬式/葬儀・告別式→出棺→火葬・骨上げ→初七日法要→精進落とし

このように、全国の他の地域と葬式/葬儀の流れで、大きな違いはありません。そして、ご臨終から通夜までに決めなければならないこともたくさんあります。
・喪主を決定すること
・一般葬の場合は、弔辞をお願いする人を決定する
・事前相談で葬儀屋/葬儀会社、斎場が決まっている場合は予約をする。まだ、決まっていない場合は、複数社から見積もりをとり、葬儀屋/葬儀会社、斎場を決めて申し込みをする
・死亡届の提出と火葬場の予約、火葬許可証の手続きを行う
・葬式/葬儀費用の支払い準備（現金、カード）
・親しい方、関係者に連絡をする
・喪主挨拶の内容を考える
など、このように、ご臨終から通夜までに決めなければならないことがたくさんあります。

また、宮崎県の葬式/葬儀の特徴的な風習があります。
・遺族が白い布を首に巻いて、火葬場へ向かうこと
宮崎県では、出棺後、火葬場へ向かう際に、遺族が白い布を首に巻く風習があります。これは、故人が身に着けている白装束が持つ「神仏の遣い」という意味を共有し、「私たち（遺族）も、故人と同じ神仏の遣いとなり、故人をお見送りします」という意味が込められていると言われています。
そして、火葬が始まるときに、「ここまでは遺族としてお見送りしますが、ここから先は一人で行ってくださいね」という意味で、布を首から外します。お骨になってしまう最後まで、家族として遺族を送り出すという思いやりの心が込められています。

宮崎県の葬式/葬儀費用の平均相場

宮崎県の葬式/葬儀費用の平均相場は166万円です。内訳は下記の通りです。
・葬式一式費用（式場使用料金、祭壇や当日の運営、棺や湯灌、遺影など）：106万円
・飲食接待費用（通夜振る舞いや、お斎などの食事、飲み物の費用）：19.6万円
・寺院の費用（お寺さんに渡す読経や戒名の費用）：29.1万円

全国の葬式/葬儀費用の平均相場は195.7万円なので、宮崎県の平均相場は、全国平均と比較して29.7万円も安価な特徴があります。全国平均相場と比較して、宮崎県の葬式/葬儀費用が安価な理由は、仏教を信仰している家庭もあれば、神道を信仰している家庭も多いことから、寺院代が安価になる葬式/葬儀が多いことも、原因のひとつだと言えます。（寺院の費用の全国平均：47.3万円、宮崎県：29.1万円）


■宮崎県の家族葬の依頼方法
宮崎県で、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社/葬儀場をご紹介します。
・内藤葬祭
・高崎葬祭
・フューネラルホーム天翔
・てんまや葬祭
・野上会館
・西都児湯くみあい葬祭
・アーバンライフ小林
・中川冠葬社
・白川葬儀屋/葬儀会社
・彩舟院

上記は一例ですが、宮崎県には、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社/葬儀場が30社以上あります。葬式/葬儀を行う地域にそれぞれ、ゆっくりと最後の時間を家族で過ごし、お別れができる、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社、葬儀場・斎場があるので、安心することができます。

また、宮崎県は神道の葬式/葬儀が多いとご説明しましたが、もちろん、仏教やキリスト教員、最近増えている無宗教の葬式/葬儀に対応できる葬儀屋/葬儀会社、葬儀場・斎場がほとんどです。

宮崎県の家族葬の依頼方法

宮崎県で、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社/葬儀場をご紹介します。
・内藤葬祭
・高崎葬祭
・フューネラルホーム天翔
・てんまや葬祭
・野上会館
・西都児湯くみあい葬祭
・アーバンライフ小林
・中川冠葬社
・白川葬儀屋/葬儀会社
・彩舟院

上記は一例ですが、宮崎県には、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社/葬儀場が30社以上あります。葬式/葬儀を行う地域にそれぞれ、ゆっくりと最後の時間を家族で過ごし、お別れができる、家族葬に対応している葬儀屋/葬儀会社、葬儀場・斎場があるので、安心することができます。

また、宮崎県は神道の葬式/葬儀が多いとご説明しましたが、もちろん、仏教やキリスト教員、最近増えている無宗教の葬式/葬儀に対応できる葬儀屋/葬儀会社、葬儀場・斎場がほとんどです。

宮崎県の葬式/葬儀場の選び方

宮崎県の葬儀屋/葬儀会社の選び方と、斎場の選び方は3つあります。

・終活サポートをしてくれるとことを選ぶこと
就活サポートとは、相続や遺産相談や遺言書の作成、遺品整理、葬式/葬儀の事前相談、お墓についての相談などを行い、プロのサポートを受けることを言います。宮崎県も、少子高齢化が進んで、亡くなる方も高齢者が増えています。万が一のときに、残された家族が困ることがないように、事前に自分自身に相談を受ける人が増えています。
また、近年よく耳にする「エンディングノート」の書き方等もレクチャーしてもらえます。
このようなサポートができる葬儀屋/葬儀会社や斎場を選ぶことをおすすめします。

・契約を強く勧める営業を行わないところを選ぶこと
近年、格安で葬式/葬儀を行えることを売りにしている葬儀屋/葬儀会社、斎場が多いです。そこで、「今、生前予約をしていれば〇%オフで葬儀ができます」と強く押したり、葬儀保険の加入を強く促すところもあります。
葬儀屋/葬儀会社や斎場は、人生最後の儀式のプロデュースを依頼します。依頼内容や依頼方法に納得がいくところと契約するようにしましょう。
また、口コミや評判、お客様の声の情報がすべてではありませんが、決定前にチェックすることをおすすめします。

・さまざまな葬儀プランに対応できるところを選ぶこと
宗派や葬儀の形式にとらわれない葬儀を行う方が増えました。家族葬や自宅葬、直葬、一般的な一般葬や社葬、最近増えている樹木葬や海洋葬（海に散骨する）など、形にとらわれない葬儀の種類に柔軟に対応できるところを選ぶことをおすすめします。
また、葬儀プランだけでなく、最近は故人が好きだったお花を供えたり、思い出の品を飾るなどの、オリジナル祭壇を行う人も増えました。こういった故人や遺族の思いを尊重してくれる葬儀屋/葬儀会社、斎場を選びましょう。